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遺言を確実に実現させるためにやっておく3つのこと

query_builder 2020/10/21
ブログ
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 遺言を確実に実行させるために、いくつかやっておきたいことがあります。

それが以下の3つです。

遺言執行人を指名する

遺留分に注意

③予備的遺言を活用する

それぞれについてみていきましょう。

遺言執行人を指定する

 遺言執行人とは遺言の内容を実現するために働く人のことです。この人を指定しておくといい点は、不動産や銀行口座の名義の書き換えをひとりですることができるということです。遺言執行人を指定していないと全員で手続きをしなければなりません。誰か一人でも遺言の内容に不満を持つ人がいた場合、全員で手続きするとなったらその人の協力を得られるとは限りません。でもそういう場合でも遺言執行人がいれば、その人の思惑に左右されず遺言の内容を実現することができます。遺言を実現するというミッションにおいて遺言執行人は最強であるといえます。

 また自筆証書遺言のばあい、執行人を指定していないと検認手続きの後「遺言執行人の選任申立て」をすることになります。家庭裁判所に申し立てるのですが、選任までに時間がかかります。そういうこともあって、せっかく遺言があっても、遺産分割協議によって遺言とは別の内容の相続が行われることになります。相続人全員の合意があれば、遺言書とは別の内容の協議書を作成することも可能だからです。遺言は思いを託す手段です。思いを実行してくれる人をぜひ指定しましょう。ご家族に託すのが申し訳ない、気が進まない、不安ということであれば、当事務所にご相談ください。

遺留分に注意

 遺留分の権利はほぼ完ぺきに保護されています。遺留分減殺請求を起こされた場合、通らないことはほぼないといわれています。それほど遺留分の権利は強いものです。またこの遺留分減殺請求を起こされてしまうと、執行人も遺言執行の手を止めざるを得ません。最強の執行人も止めてしまう権利が遺留分です。

 遺留分に配慮しつつ、仮に遺留分減殺請求をされたら、この財産から遺留分を出すようにという指定もできます。遺したい・渡したい財産があるのであれば、このような方法をとるのも一案です。

③予備的遺言を活用する

 予備的遺言とは遺言で財産を残したいと思っている人が、財産を残される人よりも先に亡くなってしまうことに備えるための遺言のことです。例えばお父さんがひとり息子に財産を残したいと遺言を書いても、その遺言が効力を持つ前に実現不能になってしまう、つまりお父さんよりも先に息子が亡くなってしまうという事態に備えるものです。

 遺言の内容が実現不能になった場合通常の遺産分割になりますので、通常とはちがう分け方をめざして遺言を書いた場合は、その思いはなかったことになってしまいます。そういう事態に備えて、「もし息子が先に亡くなった場合は○○に遺贈する」というように書いておくことで、次善の策をとることができます。

 確実に実行できる遺言を作成したいけど、ちょっと不安だ。と思われる方は当事務所までお気軽にご相談ください。初回は相談料無料です。お電話やZOOMなどにも対応しております。下のお問い合わせからどうぞ。

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